ミーン・ストリート

 巨匠マーティン・スコセッシ監督が描くイタリア系アメリカ人達の青春物語。監督31歳の時の作品。盟友(名優)ロバート・デ・ニーロと初めて組んだ映画でもある。
 チャーリー役の若いハーヴェイ・カイテルがカッコよすぎ!定職に就かないチンピラだが、カトリックの信仰心が厚く友達思いという役柄にピッタリ。それに対して、デ・ニーロ演じるジョニーの無軌道破滅ぶりがすごい。まるでアメリカの横山やすし。最初から最後まで高いテンションのままダウンタウンを突っ走っていく。
ミーン・ストリート [DVD]
 シンプルでひねりのないストーリー(人間関係の描写も単調)を、様々な映像手法を駆使して、だれることなく盛り上げていく。ビリヤード上での乱闘シーンの長回し、恋人とのセックスシーンのカットのつなぎ、ラストのカーチェイスと消防栓の噴射etc。随所に挟まれる町中を賑わす祝祭日の光景が、青春時代の終焉を盛り上げているようで印象に残る。
 また、オールド・ロックとオペラが混合して使われ、対照的な両者の人物像を物語るように挿入され、映画の雰囲気を特徴付けていることも見逃せない。

借りてきたCD

 本日の新宿TSUTAYAは半額クーポンセール。19時頃行くとさすがに金曜の夜、行列が延々と続いている。周りの会話を聞いていると、日本随一の豊富なコンテンツを狙いに、結構遠くからも借りてきているようだ。会員証が全国共通で使用できるようになったことも大きな理由だろう。
 新宿店はコンテンツが多いので、半額セールの売り上げは通常日の倍どころではないと思う。しょっちゅうセールをやっては効果ないが、相当売り上げに貢献しているのは間違いない。
 さて、本日借りてきたCD

Velvet Underground & Nico