質問力について

 右も左もわからない新採や若手にとって必要なものは、質問力ではないかと思い、自分は次のような方法を実践してきました。それは、質問する時には、単にわからないのですが、というのではなく、「○○ではないかと思うのですが、どうでしょうか?」といった形式を必ずとりました。
 仕事がわからないのは新人ですから当たり前です。それをそのまま伝えるのは誰でもできます。価値のない質問です。ただの指示待ち、解答待ち人間になってしまいます。そうではなく、未熟なりの解答でもいいから必死に考えて、それを上司や先輩に誠実に伝える。正解ならそれでよいし、間違いならたいてい訂正してくれますし、なぜ間違ったのかの原因についても教えてくれることが多いです。そういう質問サイクルを何度か続けていけば、仕事上ぶつかる疑問点に共通項が多いことに気づいてきます。そうして、確実に加速度的に疑問は解消されていくはずです。
 そもそも自分は理解力に乏しいので、それをごまかすために(?)こういうやり方を実践してきたのですが、想像以上に効果があったと実感しております。