パット・メセニー 「WayUp」

とうとう出た。メセニーの新譜。高校生の頃に「Have You Heard」を聴いて以来新譜が一番楽しみなミュージシャン。今回はAMAZONで予約して購入。1,558円。
Nonesuch移籍第一弾作品が、いきなり全4曲68分。大御所にしてこの大胆不敵さ。これだけでも拍手喝采
もちろん、一曲目の冒頭からメセニーの挑戦心が伝わってくる。「Have You Heard」や「Phase Dance」にはないスリリングな展開のオープニング。全編通じて(特にコード進行やギターソロにおいて)メセニー節は随所に炸裂するが(昔っからのファンにはそれが安心でもありちょい不満な面でもある)、ライヒ的というかミニマルミュージックの要素とジャズの要素を積極的に取り込みつつ、完全にパット・メセニー・グループの音になっている。
前作(「speaking of now」)に比べるとボイスが減っているのが少し寂しい。全曲聴いた印象として、あの傑作「secret story」を彷彿とさせるが、バンドとしての一体感を感じる分、今作のほうが好き。
しばらくヘッドフォン装着+爆音で浸ろう、浸りきろうと思う。4月のライブ(東京国際フォーラム)は絶対行かねば。。。
THE WAY UP