奈良小1女児殺害事件初公判

 今朝の「みのもんたの朝ズパッ!」で奈良小1女児殺害事件の小林被告の無反省な言動について、みのはじめスタジオ全体が怒りに沸騰する中、土本武司最高検検事様が「心神喪失」の可能性について、責任主義の原則等、刑法理論を滔々と述べ始める。周りが明らかに白けるのをようやく察知したのか、今回の事件については適用可能性はおそらくないだろうなどと言い始める首尾一貫性のなさ。
 いったい、検事という特殊な職業の習性がそうさせるのか、「被害者側の視点」という、一般人が考えるようなことはエリートにとって「想定の範囲外」のようである。刑法の権化にとって、ご本尊に疑いを持つことはタブーなのであろう。そもそもこうした番組に呼ぶのが間違いともいえるが。