生涯純受益

ある世代が生涯に政府から受け取る利益と、支払う負担との差額をさす。受益額は政府投資などによる受益と、社会保障関係の受益を合計したもの。負担額は社会保障負担と所得税、消費税などの負担の合計額。それぞれの世代における受益額と負担額を比較し、受益超過になるか負担超過になるかを比較してみると、60歳以上の世代は差し引き5647万円の受益超過となるのに対し、30代は負担のほうが743万円多くなる。20歳未満の世代は3952万円の負担超となり、世代間格差は最大で1億円近くにまでなるという。40代以上が受益超だが、30代以下は負担超で若い世代ほど負担のほうが大きい。
Yahoo!辞書 新語探検2005年5月23日より)