映画

私的渋谷映画館ランキング

第一位:シネセゾン渋谷 天井が高い、スクリーンが大きい、椅子(ソファ)が柔らかい、売店が充実している、係員の物腰がいい、駅から近い。たくさん映画館のある渋谷でも総合ランキング第一位。 第二位:シブヤ・シネマ・ソサエティ ソファがとにかく柔らかく…

コーヒー&シガレッツ

久々にジム・ジャームッシュ監督の作品を見た。「10ミニッツ・オールダー」以来である。今回は、ジャームッシュが今まで撮り貯めた、カフェでコーヒーとタバコを楽しむ人々の小噺を集めた作品集。癒しの映画だ。売店でコーヒーとコーヒー味のバームクーヘン…

昭和の香りを感じて

昭和初期の街や家の雰囲気が好きで、こうした作品には愛着があります。今のようなコンクリート造りのアパートに住む身としては、日本家屋での冬を越せるとはとても思えませんし、不便な生活には我慢ならないでしょうが、見る分には「気分」に浸れます。こう…

永遠のハバナ

キューバに生きる市井の人々のドキュメントである。キューバというと、真っ先に「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」とソンのリズムが思い浮かぶが、この映画はだいぶ趣が違う。登場する人々はあまり笑わない。感情の起伏に乏しい。葉巻を吸わない。子供は…

ハウルの動く城

まだやってる。。。はやく動けよ。

映画の町・歌舞伎町をPR

H17年1月27日に「歌舞伎町ルネッサンス推進協議会」が発足した。国や東京都、新宿区、地元町会、警察、有識者等で構成。 映画の町・歌舞伎町というが、これだけ各地にシネコンができてしまうと、旧来型の劇場では運営が厳しい。また、映画好きが通うのはミ…

パッチギ!

映画の感想を一行かつグループサウンズ風に言えば、民族問題、植民地支配、祖国統一やらの重い荷物をいっぱい詰め込んで、フォークギターを奏でながら、イムジン河に見立てた鴨川沿いを突っ走る恋の特急列車に乗ってるような映画だった。終着駅はもちろんハ…

猟人日記

渋谷シアター・イメージフォーラムで鑑賞。1,800円。座席が柔らかくいいハコ。 乾いた、湿度の低い映画である。コンクリート打ちっぱなしの部屋のような寒々しさ。舞台となったスコットランド・グラスゴーのクライド川は美しいが、空が重々しい。 時間軸を複…

フル・モンティ

1/10に買って未見の一本。トレインスポッティングのロバート・カーライル出演!のコピー。トレスポからもう10年かぁ。。。ガズとジェラルドの友情がいい! 最近よくイギリス映画を見ている。アメリカ映画にはない渋みのあるストーリーと皮肉の効いた台詞回し…

モーターサイクル・ダイアリーズ

渋谷シネアミューズ・ウエストで見る。Q-FRONTで割引券取り扱っていなかったので、定価購入。1,800円。キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラの青春時代を描く。ゲバラに対する知識をほとんど持たずに見たが、面白かった。雄大なる南米の山川、大草原。出会いと…

MOOG

続いて、シネマ・ソサエティのレイトショーで「MOOG」を見る。こっちは割引券買ったので1,300円。名機MOOGを作った、ロバート・モーグ博士のドキュメンタリー。 博士のシンセに対する真摯、純粋なのに感動する。MOOGへのコメントは、とても論理的でありなが…

バレエ・カンパニー

もう一本がバレエ・カンパニー。ロバート・アルトマン監督の秀逸な群像劇。「ザ・プレイヤー」みたく赤裸々にバレエ団の内幕をシニカルに描いていくが、バレエシーンの映像が素晴らしく、好対照を成して物語を盛り上げる。 最後の大団円はトリュフォーの「ア…

リトル・ダンサー

早稲田松竹で映画二本。リトル・ダンサーは、サッチャー政権時の地方都市を舞台にしている。「ブラス!」や「リフ・ラフ」と同系統の労働者階級映画だ。かといって、プロレタリアな雰囲気はなく、ユーモアとアイロニーを織り交ぜつつ、情感をもって描いてい…

第77回アカデミー賞

「最近のハリウッドは安易にリメイクや続編モノばかりを粗製濫造している。私はオリジナルな脚本で、人々に刺激を与える映画を作りたいと思っている」 クリント・イーストウッドが何かのインタビューで、監督作「ミスティック・リバー」について、こんな感じ…

或る夜の出来事

フランク・キャプラ監督。クラーク・ゲーブル。ラブコメの超古典を見る。 1934年の作品だから、昭和9年。当然古さは感じるが、古き良きアメリカに浸ることができた。。。

ダブリン上等!

続いて、渋谷シネマ・ソサエティで「ダブリン上等!(原題:INTERMISSION」(19:00上映)を見る。封切り日だがあまり客席はまばら。ポストカードとステッカーもらう。 ダブリンの街でくすぶる男女の群像劇。さくさくっと小刻みにエピソードを重ねていきなが…

トニー滝谷

渋谷ユーロスペースで市川準監督「トニー滝谷」(15:45上映)を見る。村上春樹原作。 前評判通り、イッセー尾形と宮沢りえの存在感で成り立つ作品。イッセー演じる主人公の孤独と、宮沢の儚い刹那的な美しさがうまく溶け合い、時間の流れも緩やかに、丁寧過ぎ…

パッチギ!未遂

川崎チネチッタで見るはずだったが、16:40の回売り切れにより門前払い。。。

邦題表記について

何かの記事で、最近映画のタイトルを原文のままつけることが多く、昔のような邦題表記が少なくなっているとあったのを思い出した。 今まであまり気にしていなかったが、確かに映画の表題に英語そのままのが多い。すでに日本語化しているようなものや、意味が…

Ray

仕事帰りに新宿武蔵野館で最近亡くなったレイ・チャールズの伝記映画「Ray」を観てきた。評判どおり、主演のジェイミー・フォックスはすごい熱演だった。本当にレイ・チャールズの魂が乗り移っていると思うぐらい。 152分の長丁場だが、ストーリー展開が締ま…

「アイデン&ティティ」

みうらじゅんの傑作マンガを、ブロンソンズの盟友・田口トモロヲが初監督。期待してDVD借りてきたが、原作全編に漂う「青春ノイローゼ」をあまり感じることができなかった。 まっすぐ馬鹿で自意識過剰で自分勝手な主人公と、麻生久美子演じる「彼女」との距…

ションヤンのいる店

早稲田松竹で「ションヤンのいる店」を見る。ラストなので800円。 家族といることの幸せ、家族であることの不幸せについて考えさせられた。 恐妻に逆らえない兄、麻薬中毒の弟と魅かれる雇い人(福原愛似)、主人公を想い店に通いつめる中年オヤジ、浮気して…

青い車

渋谷シネアミューズに「青い車」(原作:よしもとよしとも) を見に行く。 以下感想。【ストーリー】 原作(短編)では深く語られない部分をどう物語化したのか、 楽しみにしていたが肩透かし。特に、原作で一番気になっていたリチオとこのみ、アケミの物語…

レンタル落ち大人買い!

秋葉原でふらーっと入ったお店でビデオの大安売り! 10本買うと1,570円! 棚の隅から物色していき、見たいものを次々にかごに放り込む。 選んだのは以下の10本(発表順)。◇或る夜の出来事 (フランク・キャプラ)1934 ◇恐るべき親たち (ジャン・コクトー)…

監督人気ランキング

なんとはなしに、上記に挙げた映画史に残る名監督のここ1ヶ月(12/14〜1/13)でどれくらいはてなに記載されているのか調べてみたところ、・フェリーニ 15 ・トリュフォー 24 ・ヒッチコック 67 ・ゴダール 85という結果だった。ブログでは圧倒的にゴダール人…

ツクルコトノシアワセ

「アメリカの夜」(フランソワ・トリュフォー) 「インテルビスタ」(フェデリコ・フェリーニ) 映画を作るにはいろいろあるけど、とにかく楽しいんだ。そういう気持ちがじわりと伝わる作品。映画ロケで、スタッフ達の様々な要求、愚痴等を丹念にさばいてい…